環境対策
環境対策(グリーン経営認証)について
交通局では、「公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団(略称:交通エコモ財団)」より、平成22年11月19日付けで「グリーン経営」の認証を取得し、永年登録事業所(10年以上継続)となりました。
「グリーン経営」の認証とは
交通エコモ財団が、環境マネジメントシステムに関する国際規格であるISO14000シリーズに基づき作成した「グリーン経営推進マニュアル」を活用して環境保全への取組を進め、一定レベル以上の取組を行っている事業者に対して認証し登録する制度です。
公営バス事業者では、東京都交通局に次いで2番目の事業者となりました。
「グリーン経営」を進めるわけ
環境問題がますます深刻化する中で、伊丹市営バス事業が公営企業として成長発展していくためには、環境保全を企業の社会的責任としてとらえ、企業活動において環境負荷の軽減を図っていくことが不可欠となっています。
CO2や大気汚染物質を排出するバス事業者として、環境負荷軽減の取組をより高いレベルで推進し、『安全・快適で信頼性の高いサービスの提供』をモットーに『人と環境にやさしい市営バス』をアピールし、多くの市民の皆さんの支持を得ながら事業の持続発展につなげていきたいと考えています。
この取組みによって、「環境保全」にとどまらず、『燃費の向上』、『交通事故・車両事故の削減』、『職場のモラルや士気の向上』に加え、『社会的評価の向上』につながっていくことが先進事例によって実証されています。
グリーン経営推進マニュアルに基づく具体的な取組項目
大きくは次の7項目ですが、項目ごとに取組基準が示されています。
1.環境保全のための取組・体制の整備
平成22年4月1日付けで、自動車運送事業管理者を環境保全責任者として、交通局における環境方針を定めるとともに、環境行動計画を策定しましたが、この度、新たに「令和6年度環境行動計画」を策定しました。
なお、令和5年度環境行動計画策定の基となる「令和4年度グリーン経営環境行動活動状況について(公表)」及び「令和4年度環境行動計画」は下記をご覧下さい。
2.エコドライブの実施
「エコドライブ」とは、急発進・急加速・急ブレーキを控えるなど効率的な走行によって、走行中の燃料消費量を抑える経済的な運転方法であり、CO2の削減による地球温暖化防止、NOXなどの大気汚染物質の排出量削減などの環境改善効果だけではなく、燃料費の削減、安全管理や事故防止という面でも効果がある重要な取組です。
燃費の改善では、基準年度である令和元年度の燃費を下回らないよう、燃費効率の向上を目標としています。
3.低公害車の導入
「低公害車等の導入目標の設定と取組」「最新規制適合ディーゼル車の導入目標設定と取組」「地域で定める低公害車等に関する制度への取組」
「EVBUS(電気バス)を実証実験として令和5年5月より導入、『温室効果ガスの削減』『走行性能』などについて確認、検証」
4.自動車の点検・整備
「点検・整備のための実施体制」「車両の状態に基づく適切な点検・整備」「法定点検に加えて、環境に配慮した独自の基準による点検・整備の実施」
5.廃棄物の適正処理およびリサイクルの推進
「職員に対する廃棄物に関する教育」「廃棄物の適正な管理」
6.管理部門(事務所)における環境保全の推進
「事務所内でのエネルギー節減や廃棄物の分別」「再利用などの徹底」
7.事業者の任意項目
A バスの利用促進
・乗りやすさ、使いやすさを考慮したサービス
・効率的な運行ルートの設定
B 社会とのコミュニケーションの促進
・社会への環境に関する取組のアピール
・利用者からの苦情への速やかな対応
~みなさんへ~
毎月20日はノーマイカーデー、毎月最終金曜日はマイバス・マイ電車の日です。
『人と環境にやさしい市営バス』をぜひご利用ください。
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